STORY あらすじ
夢と希望の集まる仮想空間<ツクヨミ>。
少女たちの出会い、そして別れのためのステージが、幕を開ける——
第一章 CHAPTER 01 現実
超絶多忙な17歳と、たったひとつの息抜き
今より少しだけ先の未来。都内の進学校に通う17歳の女子高生・酒寄彩葉は、学業とアルバイトの両立に追われる毎日を送っていた。
唯一の息抜きは、インターネット上の仮想空間<ツクヨミ>にログインすること。誰もが自分の分身を作り、自由に創作活動を行えるこの場所で、彩葉は管理人兼トップライバーである月見ヤチヨの配信を追いかけ、その合間にバトルゲームで細々とお小遣いを稼いでいた。
第二章 CHAPTER 02 現実とツクヨミの境
光る電柱から、その子はやってきた
そんなある日の帰り道、彩葉は七色に光り輝く「ゲーミング電柱」を見つける。中から出てきたのは、なんとも可愛らしい赤ちゃんだった。
放っておけずに連れ帰ると、赤ちゃんはみるみるうちに大きくなり、数日で彩葉と同い年ぐらいの女の子に育ってしまう。「あなた、もしやかぐや姫なの?」
第三章 CHAPTER 03 <ツクヨミ>
ステージが、幕を開ける
大きくなったかぐや姫は、わがまま放題。そのお願いに押し切られる形で、彩葉はツクヨミでのライバー活動を手伝うことになる。
彩葉がプロデューサーとして音楽を作り、かぐやがライバーとして歌う。かみ合わなかった二人は、曲を重ねるごとに少しずつ打ち解けていく。かぐやを月へと連れ戻す不吉な影が、すぐそこまで迫っているとも知らずに——
WORLD 仮想空間<ツクヨミ>
- <ツクヨミ>
- インターネット上に構築された仮想空間。利用者は自分の分身となるアバターを作り、配信・音楽・ゲームなど自由な創作活動を行える。管理人は月見ヤチヨ。
- ライバー
- <ツクヨミ>で活動する配信者のこと。歌やトーク、ゲーム実況など、それぞれの得意分野で視聴者を集める。
- ヤチヨカップ
- <ツクヨミ>で開催されるライバーの大会。勝ち進むことがライバーとしての実力と人気の証明になる。
- ゲーミング電柱
- 七色に光り輝く電柱。彩葉がかぐやと出会った場所であり、原典『竹取物語』の「光る竹」にあたる。
- かぐや&いろP
- かぐやと彩葉が組んだユニット名。かぐやがライバーとして歌い、彩葉が「いろP」名義でプロデューサーを務める。
- ブラックオニキス
- 帝アキラが率いる人気プロゲーマーグループ。<ツクヨミ>で高い実力と知名度を誇り、かぐやたちの前に立ちはだかる。
ORIGIN 『竹取物語』は、こう置き換えられた
本作は原典の筋書きをなぞりながら、その一つひとつを現代のインターネット文化に翻訳しています。原典を知っていると、より深く楽しめる作りになっています。
| 竹取物語(原典) | 超かぐや姫! |
|---|---|
| 光る竹の中に、小さな姫がいた | 七色に光り輝く「ゲーミング電柱」から、赤ちゃんが現れる |
| 三ヶ月ほどで一人前の娘に育つ | 数日のうちに、彩葉と同い年ほどの少女に育ってしまう |
| 五人の貴公子が求婚し、難題を課される | ライバーがひしめく<ツクヨミ>で、大会「ヤチヨカップ」を勝ち進んでいく |
| 帝までもが姫を求める | プロゲーマーグループ「ブラックオニキス」のリーダー・帝アキラが立ちはだかる |
| 八月十五夜、月から迎えが来る | かぐやを月へと連れ戻す不吉な影が、二人のもとへ迫る |
